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「エストレヤはやめとけ」は本当?後悔しない中古選び

2025年8月6日

エストレヤはやめとけイメージ

「カワサキ エストレヤ」。

そのクラシカルで美しい佇まいは、多くのライダーを魅了し続けています。しかし、いざ購入を検討し始めると、インターネット上で「エストレヤ やめとけ」という気になる言葉を目にしたことがあるのではないでしょうか。

「もしかして、何か大きな欠陥があるのでは…?」
「買ってから後悔するのは絶対に避けたい…」

この記事は、そんな不安を抱えるあなたのために書きました。

先に結論からお伝えすると、「エストレヤはやめとけ」と言われるのには、確かにいくつかの理由があります。しかし、その理由を理解し、あなたのバイクライフに合うかどうかを正しく判断できれば、エストレヤは最高の相棒になり得ます。

この記事では、「やめとけ」と言われる理由を正直に解説し、後悔しないためのチェックポイント、そして、それらを上回るエストレヤの魅力を余すところなくお伝えします。ぜひ最後まで読んで、あなたのバイク選びの参考にしてください。

まずは基本スペックをおさらい

話を進める前に、エストレヤ(最終モデル)がどのようなバイクなのか、基本的なスペックを見てみましょう。

エンジン形式 空冷4ストローク単気筒 / SOHC2バルブ
総排気量 249cm³
最高出力 13kW(18PS)/7,500rpm
車両重量 161kg
シート高 735mm
燃料タンク容量 13L

特に735mmという低いシート高と、スリムな車体が、扱いやすさの根拠となっています。

なぜ「エストレヤはやめとけ」と言われるのか?よくある5つの理由

エストレヤはやめとけイメージ

それでは本題です。多くの人が不安に感じるであろう「やめとけ」と言われる理由から見ていきましょう。これらはエストレヤの「欠点」とも言えますが、人によっては「個性」と捉えることもできる部分です。

理由1:正直、速くはない(高速道路は苦手?)

エストレヤは250ccの空冷単気筒エンジンを搭載しています。このエンジンは、力強く地面を蹴り出すような「鼓動感」が魅力ですが、スピードを出すのは得意ではありません。

  • 最高速:頑張っても120km/h前後が限界と言われています。
  • 高速道路:80km/h〜100km/hでの巡航は可能ですが、追い越し車線を走るにはパワー不足を感じる場面が多いでしょう。また、車体が軽いため横風に煽られやすく、長時間の高速走行はライダーへの負担も大きくなります。

スピードやパワーをバイクに求める人、高速道路を頻繁に利用する人にとっては、物足りなさを感じてしまうため、「やめとけ」という意見が出やすいのです。

理由2:特有の振動(「手がしびれる」は本当?)

「単気筒エンジン=振動」は宿命のようなもの。エストレヤも例外ではなく、特にエンジンの回転数が上がると、ハンドルやシートに小気味良い振動(人によっては不快な振動)が伝わってきます。

この「トコトコ感」が心地よいと感じる人もいれば、「長距離を走ると手やお尻がしびれて疲れる」と感じる人もいます。こればかりは個人の感覚によるところが大きいため、デメリットと感じるライダーも少なくありません。

理由3:積載性はほぼゼロ

エストレヤの美しいデザインは、積載性をある意味犠牲にしています。純正の状態では、書類と工具を入れる程度のスペースしかありません。

  • ツーリングに行きたい
  • キャンプ道具を積みたい
  • 買い物で荷物が増える

こうした場合、リアキャリアの増設は必須となります。デザインを損なわないスタイリッシュなキャリアも販売されていますが、追加のコストと手間がかかることは覚えておく必要があります。

理由4:生産終了モデルであることの不安

エストレヤは、世界的に厳しくなる排出ガス規制(日本では平成28年排出ガス規制)に適応することなく、残念ながら2017年に生産を終了しました。つまり、現在手に入れることができるのは中古車のみです。

生産終了モデルであることには、いくつかの懸念点が伴います。

新車という選択肢がなく、将来的な維持に少しだけ不安が残る点も「やめとけ」と言われる一因です。

理由5:古い年式は故障のリスクも

初代エストレヤが発売されたのは1992年。最も古いモデルは、製造から30年以上が経過しています。そのため、古い年式の車両は経年劣化による故障のリスクが当然高まります。

特に、エストレヤの象徴でもあるメッキパーツは、保管状況が悪いとサビや腐食が発生しやすい部分です。中古車を選ぶ際は、価格の安さだけで飛びつかず、車両の状態をしっかりと見極める必要があります。


【重要】後悔しないためのエストレヤ中古車選びの注意点

エストレヤはやめとけイメージ

前述の通り、エストレヤは中古車でしか購入できません。だからこそ、個体選びが何よりも重要になります。まずはGooBikeWebikeバイク選びといった大手中古車情報サイトで、どのような個体がいくらくらいで売られているのか相場観を掴んでおくのがおすすめです。その上で、以下のポイントをしっかりチェックしましょう。

1. 年式とモデル(FIかキャブか)

エストレヤには、キャブレターモデル(〜2006年)とフューエルインジェクション(FI)モデル(2007年〜)があります。両者の違いを下の表にまとめました。

項目 キャブレター車 (〜2006) FI車 (2007〜)
始動性 季節や気温に左右されやすく、チョーク操作が必要な場合がある コンピューター制御で常に安定しており、セル一発で始動しやすい
乗り味 アナログで牧歌的な味わい。良くも悪くも「機械感」が強い 安定しておりスムーズ。扱いやすいが、キャブ車ほどの味は薄れる
メンテナンス 構造が単純で調整の余地がある。DIYで触る楽しさも 基本的にメンテナンスフリーだが、不調時は専門知識と機材が必要
おすすめな人 バイクの仕組みを理解し、自分で触りたいベテラン向け 手軽さや安定性を重視する初心者や、通勤などで毎日乗る人向け

どちらが良いという訳ではありませんが、初めてのバイクや、手間のかからないバイクを求めているならFIモデルが圧倒的におすすめです。

2. 走行距離とメンテナンス履歴

走行距離が少ないに越したことはありませんが、「どれだけ走ったか」よりも「どのように維持されてきたか」が重要です。

定期的なオイル交換など、基本的なメンテナンスがしっかり行われてきたかを確認しましょう。整備記録簿が残っていれば大きな判断材料になります。

3. サビや腐食の状態を徹底チェック

メッキパーツが多用されているエストレヤは、サビが目立ちやすいバイクです。以下の場所は特に念入りに確認しましょう。

  • フロントフォークのインナーチューブ
  • ホイールのスポーク
  • エンジン周りやマフラー
  • リアサスペンションのスプリング

4. 信頼できる販売店を選ぶ

購入後の保証やアフターサービスが充実している、信頼できる販売店で購入することが最も安心です。エストレヤの整備に詳しいスタッフがいるお店なら、なお良いでしょう。


それでもエストレヤが愛される理由|「やめとけ」を覆す魅力

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さて、ここまでエストレヤのネガティブな側面に焦点を当ててきました。しかし、それらのデメリットを理解した上で、なお多くのライダーがエストレヤを選び、愛し続けているのには理由があります。

魅力1:唯一無二のクラシカルで美しいデザイン

エストレヤ最大の魅力は、なんといってもその美しいデザインでしょう。ティアドロップ型の燃料タンク、曲線的で優雅なフレーム、豊富に使われたメッキパーツ。その姿は、まるでヴィンテージバイクのような気品と存在感を放ちます。ただそこにあるだけで絵になるバイク、それがエストレヤです。この「所有感」は何物にも代えがたい魅力です。

魅力2:トコトコ走るのが心地よい「鼓動感」

デメリットとして挙げた「振動」は、見方を変えれば最高の「鼓動感」になります。スピードを出すのではなく、エンジンの心地よい鼓動を感じながら、景色を楽しみトコトコと流して走る。この「のんびり走る楽しさ」を教えてくれるのがエストレヤです。せかせかした日常を忘れさせてくれる、癒やしの時間を提供してくれます。

魅力3:抜群の足つきと軽い車体で初心者も安心

スペック表でも確認した通り、エストレヤはシート高が低く、車体もスリムなため、非常に足つきが良いバイクです。身長に不安のある方や女性ライダーでも、信号待ちなどで安心して足を着くことができます。車重も軽く取り回しが楽なので、「立ちごけ」のリスクが低いのも、バイク初心者にとっては大きなメリットです。

魅力4:意外と良い燃費で経済的

空冷単気筒エンジンは燃費が良いのも特徴です。乗り方にもよりますが、リッターあたり30km〜40km走ることも珍しくありません。ガソリン代が高騰している昨今、お財布に優しいのは嬉しいポイントです。

魅力5:カスタムで「自分だけの一台」を作れる

エストレヤはカスタムベースとしても非常に人気があります。カフェレーサー、ボバー、トラッカーなど、様々なスタイルにカスタムすることが可能です。豊富なカスタムパーツを組み合わせ、世界に一台しかない自分だけのエストレヤを育てていく楽しみは、このバイクの奥深い魅力の一つです。(どんなパーツがあるか気になる方はWebikeでエストレヤのカスタムパーツを探すとイメージが湧きますよ)

まとめ:エストレヤはこんな人におすすめ!

エストレヤはやめとけイメージ

ここまで読んできて、あなたはエストレヤに乗るべきか、それとも「やめとけ」という声に従うべきか、その答えが見えてきたのではないでしょうか。

【エストレヤが最高の一台になる人】

  • バイクのデザインや雰囲気を何よりも重視する人
  • スピードよりも、のんびり景色を楽しむツーリングが好きな人
  • 足つきが良く、扱いやすいバイクを探している初心者や女性ライダー
  • カスタムを通じて、自分だけの一台を作り上げたい人

【エストレヤは「やめとけ」な人】

  • バイクに速さやパワーを求める人
  • 高速道路を使ったロングツーリングがメインの人
  • メンテナンスや故障のリスクをできるだけ避けたい人
  • 購入時の状態で高い積載性を求める人

「エストレヤ やめとけ」という言葉は、このバイクが持つ「個性」から生まれたものです。その個性があなたの求めるバイクライフと合致したとき、エストレヤはきっと、かけがえのない相棒となってくれるでしょう。

もし少しでも心が動いたなら、ぜひ一度、中古車販売店で実車にまたがってみてください。そして、できればエンジンをかけて、その鼓動を感じてみてください。きっと、写真だけではわからないエストレヤの本当の魅力に気づくはずです。

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toshi

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toshi's-roomのtoshiです。カタログやスペックだけでは分からない車の「乗り心地」や「使い勝手」。このブログでは、私が実際に運転等をして、五感で感じたリアルな情報をお届けします。また、現役オーナーさんの本音も交え、メリット・デメリットを正直にご紹介。「初めての車選び」「乗り換え」で迷っている方の疑問に寄り添い、「読んでよかった」と思える情報発信を心がけています。

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