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ボルボXC60は壊れやすい?故障率と後悔しない選び方まとめ

ボルボXC60は壊れやすい?イメージ

ボルボXC60の購入を検討する中で、「ボルボXC60は壊れやすい」という噂や、買ってはいけないといった意見を目にして、不安に感じていませんか?実際の故障に関する口コミや、具体的な欠点を知ることは、後悔しない車選びのために非常に重要です。

この記事では、XC60はどんな車なのか、その特徴やスペックを徹底解説します。また、気になるディーゼルモデルの燃費性能や、ライバル車との比較、実際のオーナー評価に基づく運転しやすさや乗り心地についても深く掘り下げていきます。さらに、おすすめグレードの選び方から、リセールバリューに影響する人気色、お得な中古車の狙い目まで、購入前に知っておくべき情報を網羅しました。この記事を読めば、あなたの疑問や不安が解消されるはずです。

この記事のポイント

  • XC60が壊れやすいと言われる理由と実際の故障率
  • オーナーの口コミから分かるリアルな評価と欠点
  • 後悔しないためのグレードや中古車の選び方
  • ライバル車と比較したXC60独自の魅力

ボルボXC60は壊れやすい?噂の真相と実態

ボルボXC60公式より

ポイント

  • XC60はどんな車?特徴とスペックを解説
  • 実際の故障 口コミから見る信頼性
  • 購入前に知るべきXC60の欠点とは?
  • XC60を買ってはいけない人の特徴
  • 総合評価と実際の運転しやすさ
  • エアサスは必要?XC60の乗り心地
  • GLCやX3などライバル車との比較

XC60はどんな車?特徴とスペックを解説

ボルボXC60は壊れやすい?イメージ

ボルボXC60は、スウェーデンの自動車メーカーであるボルボが製造・販売するミドルサイズのプレミアムSUVです。洗練されたスカンジナビアデザインと、世界トップクラスの安全性能を両立させているのが最大の特徴と言えるでしょう。特に、北欧神話に登場する雷神トールの武器をモチーフにした「トールハンマー型LEDヘッドライト」は、現在のボルボを象徴するデザインとして高い人気を誇ります。

インテリアは、上質な素材とシンプルながらも温かみのあるデザインで、「北欧のモダンなリビングルーム」と評されるほどの心地よい空間を実現しています。ドライバーを中心に設計されたコックピットは、直感的な操作を可能にし、運転への集中力を高めてくれます。

主な特徴とパワートレイン

現行モデルのパワートレインは、環境性能と走行性能を両立する電動化技術が採用されています。ラインナップは主に以下の2種類です。

  • B5(48Vマイルドハイブリッド)
    2.0リッター4気筒直噴ターボエンジンに48Vのハイブリッドシステムを組み合わせたモデルです。エンジンの始動が非常にスムーズで、発進時から滑らかな加速を体感できます。燃費効率の向上にも貢献しており、日常使いからロングドライブまで快適な走りを提供します。
  • Recharge T6 AWD plug-in hybrid(プラグインハイブリッド)
    高出力のエンジンと電気モーターを組み合わせ、力強い走りと優れた環境性能を誇ります。バッテリーの充電により、電気モーターだけで走行する「Pureモード」が選択でき、航続距離も大幅に向上しました。静かでクリーンなEV走行は、特に市街地でその真価を発揮します。

基本スペック(2025年モデル参考)

具体的なスペックを理解することで、車のサイズ感や性能をより正確に把握できます。ここでは代表的なグレードのスペックを表にまとめました。

グレード Plus B5 Ultra B5 AWD Ultra T6 AWD plug-in hybrid
駆動方式 FF(前輪駆動) AWD(全輪駆動) AWD(全輪駆動)
全長×全幅×全高 4,710mm × 1,900mm × 1,660mm
車両重量 1,820kg 1,900kg 2,150kg
排気量 1,968cc
最高出力 250ps 250ps システム合計 462ps
トランスミッション 8速AT
ラゲッジスペース容量 483L(後席使用時) 468L(後席使用時)
車両本体価格(税込) ¥7,890,000 ¥8,790,000 ¥10,190,000

補足:車両の全幅は1,900mmと、日本の道路事情ではやや大きめに感じられるかもしれません。特に都心部の狭い駐車場や立体駐車場を利用する際は、事前にサイズの確認をおすすめします。

実際の故障 口コミから見る信頼性

ボルボXC60は壊れやすい?イメージ

「ボルボXC60は壊れやすい」という噂について、実際のオーナーの口コミや信頼性に関するデータを見ていきましょう。結論から言うと、XC60の故障率は同クラスの輸入SUVの中では比較的低い水準にあります。

米国の信頼性評価機関であるRepairPalによると、XC60の信頼性スコアは5点満点中4.0点で、高級コンパクトSUVセグメント11車種の中で4位にランクインしています。これは、競合するドイツ車と比較しても遜色のない、むしろ優秀な評価です。

報告されている主な故障事例

ただ、どのような車でも故障のリスクはゼロではありません。オーナーの口コミから、特に報告の多い故障箇所がいくつか見えてきます。

  • エアコン関連の不具合
    最も多く報告されているのがエアコンコンプレッサーの故障です。「夏場に急に冷風が出なくなった」「修理に30万円近くかかった」といった声が見られます。これは経年劣化や使用頻度によるもので、XC60に限らず輸入車全般で見られる傾向でもあります。
  • 電子系統のトラブル
    近年のボルボ車は、Googleを搭載したインフォテインメントシステムなど、高度な電子制御が特徴です。そのため、「ナビがフリーズする」「ソフトウェアのアップデートで改善された」といった口コミが寄せられています。多くはソフトウェアの問題で解決しますが、ハードウェアの交換が必要になるケースも稀にあるようです。
  • テールゲートモーターの故障
    特に初期の現行モデル(2017年~2019年頃)で、パワーテールゲートの動作不良が報告されていました。これについてはリコール対応も行われており、以降のモデルでは改善されています。

「外車は壊れやすい」というイメージは根強いですが、口コミを詳しく見ると「センサー系の軽微なエラーはあったが、走行不能になるような大きなトラブルはない」「以前乗っていたドイツ車よりむしろ故障は少ない」といった肯定的な意見も多数存在します。重要なのは、定期的なメンテナンスを怠らないことです。

信頼性に関する総評

このように、XC60が特別に壊れやすい車というわけではありません。しかし、日本車と同じ感覚でメンテナンスフリーというわけにはいかず、定期的な点検や消耗品の交換が車のコンディションを維持する上で不可欠です。また、万が一故障した際の修理費用は、部品代や工賃が国産車に比べて高額になる傾向がある点は、購入前に理解しておくべき重要なポイントです。

購入前に知るべきXC60の欠点とは?

 

ボルボXC60は壊れやすい?イメージ

多くの魅力を持つボルボXC60ですが、素晴らしい点ばかりではありません。購入してから「こんなはずではなかった」と後悔しないために、事前に把握しておくべき欠点や注意点を正直にお伝えします。

1. 車両価格と維持費の高さ

最も大きな欠点として挙げられるのが、やはり価格面での負担です。2025年モデルの新車価格は最もベーシックな「Plus B5」でも789万円からと、国産SUVと比較するとかなり高額な設定です。さらに、人気のサンルーフや高音質なオーディオシステムなどのオプションを追加していくと、総額は容易に900万円を超えてしまいます。

購入後の維持費も考慮が必要です。自動車保険料や税金はもちろん、前述の通り、部品交換や修理が必要になった際の費用は国産車の1.5倍から2倍程度かかることも珍しくありません。年間維持費は、国産の同クラスSUVより10万円以上高くなる可能性を視野に入れておくべきでしょう。

2. 日本の道路環境にはやや大きい車体サイズ

XC60の全幅は1,900mmあります。これは、メルセデス・ベンツGLCやBMW X3といったライバル車とほぼ同じですが、日本の道路環境、特に都市部ではデメリットとなり得ます。

  • 駐車場の制約
    機械式の立体駐車場では全幅制限(多くは1,850mm)に引っかかる場合があります。また、商業施設の駐車場でも、隣の車との間隔が狭くなり、ドアの開閉に気を使う場面が増えるでしょう。
  • 狭い道での運転
    住宅街の狭い路地や、対向車とのすれ違いが困難な道では、その大きさを実感することになります。360°カメラなどの運転支援機能はありますが、物理的な大きさは変えられません。

3. 独特の操作性を持つインフォテインメントシステム

XC60のインテリアは、物理ボタンを極力排したシンプルなデザインが特徴ですが、これは操作性が犠牲になっている側面もあります。エアコンの温度調整や風量変更など、多くの操作をセンターの縦型タッチスクリーンで行う必要があり、慣れるまでは直感的な操作が難しいと感じるかもしれません。運転中に視線を移動させる必要があり、安全面で不安を覚えるという声も聞かれます。

4. 乗り心地の硬さ(特に大径ホイール装着車)

デザイン性を重視して19インチや20インチといった大径ホイールを装着するグレードでは、乗り心地が硬めに感じられることがあります。特に、路面の凹凸が激しい道や段差を乗り越える際に、ゴツゴツとした振動が伝わりやすいという評価があります。快適性を重視する場合は、試乗の際に様々な路面状況を走り、乗り心地をしっかり確認することが重要です。

これらの欠点を理解した上で、XC60が持つデザイン性や安全性、走行性能といった魅力と比較検討することが、満足のいく車選びにつながります。

XC60を買ってはいけない人の特徴

ボルボXC60は壊れやすい?イメージ

ボルボXC60は多くの人にとって魅力的な選択肢ですが、ライフスタイルや価値観によっては、購入後にミスマッチを感じてしまう可能性もあります。ここでは、どのような方が「XC60を買ってはいけない」と言えるのか、具体的な特徴を挙げていきます。

こんな人には向かないかも?チェックリスト

  • とにかく維持費を安く抑えたい人
  • 「絶対に故障しないこと」が最優先の人
  • 主に狭い道や駐車場を利用する人
  • 燃費性能を何よりも重視する人
  • 車の操作はシンプルさが一番だと考える人

1. とにかく維持費を安く抑えたい人
前述の通り、XC60は車両価格だけでなく、保険料、税金、メンテナンス費用、修理費用など、あらゆる面で国産車よりもコストがかかります。年間の維持費をできる限り低く抑えたい、予算にあまり余裕がないという方には、正直なところおすすめできません。「外車に乗る」ということは、ある程度の維持費を受け入れる覚悟が必要になります。

2. 「絶対に故障しないこと」が最優先の人
XC60の信頼性は決して低くありませんが、それでも工業製品である以上、故障のリスクはゼロではありません。特に高度な電子制御システムを多用しているため、軽微なセンサーエラーやソフトウェアの不具合が発生する可能性はあります。少しでも車に不具合が起きるのが許せない、トラブルが大きなストレスになるという完璧主義な方には、よりシンプルな構造の国産車の方が精神的に楽かもしれません。

3. 主に狭い道や駐車場を利用する人
自宅の駐車場が狭い、通勤路に離合困難な道があるなど、日常的に車両サイズがネックになる環境で運転される方には、XC60の全幅1,900mmは大きなストレス源になり得ます。毎日運転する車だからこそ、取り回しのしやすさは重要な要素です。

もちろん、360°ビューカメラなどの先進機能が運転をサポートしてくれますが、物理的なサイズはどうにもなりません。購入前には必ず、普段利用する駐車場や道路で試乗車を運転してみることを強く推奨します。

4. 燃費性能を何よりも重視する人
マイルドハイブリッドが搭載されているとはいえ、XC60の燃費は同クラスの国産ハイブリッドSUVと比較すると見劣りします。特にガソリンモデル(B5)は、市街地走行では実燃費が10km/Lを下回ることもあります。毎日の走行距離が長く、ガソリン代を最優先で節約したい方にとっては、より燃費に特化した車種の方が満足度は高いでしょう。

これらの特徴に当てはまるからといって、絶対に購入してはいけないわけではありません。しかし、これらの点を理解し、許容できるかどうかを自問自答することが、購入後の満足度を大きく左右する鍵となります。

総合評価と実際の運転しやすさ

ボルボXC60は壊れやすい?イメージ

ボルボXC60の総合評価は、多くの自動車評論家や実際のオーナーから非常に高く、特に「安全性」と「快適性」のバランスが高く評価されています。2017-2018年の日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したことからも、その完成度の高さがうかがえます。

運転のしやすさについては、大きな車体にもかかわらず「意外なほど運転しやすい」という声が多く聞かれます。その理由をいくつか見ていきましょう。

視界の良さと最適なドライビングポジション

XC60は、SUVならではの高いアイポイント(視点の高さ)により、前方の見通しが非常に良いのが特徴です。これにより、交通状況を把握しやすく、余裕を持った運転が可能になります。また、ボルボのシートは人間工学に基づいて設計されており、まるでオーダーメイドのようなフィット感と評されています。多彩な調整機能により、どんな体格のドライバーでも最適なドライビングポジションを簡単に見つけることができ、長距離運転でも疲れにくいと定評があります。

軽快なハンドリングと安定した走行性能

ステアリングは比較的軽めの設定で、街中での取り回しも楽に行えます。一部では「軽すぎる」という意見もありますが、設定で重さを調整することも可能です。高速道路では、その重量感のあるボディが優れた直進安定性を発揮し、どっしりとした安心感のある走りを提供してくれます。AWD(全輪駆動)モデルであれば、雨や雪といった悪天候時でも安定した走行が可能です。

運転支援システム「パイロット・アシスト」の貢献
ボルボが誇る先進の運転支援システム「パイロット・アシスト」も、運転のしやすさに大きく貢献しています。高速道路などで、前方の車両を追従しながら車線の中央を維持するようにステアリングをアシストしてくれるため、ドライバーの疲労を大幅に軽減します。このシステムの制御は非常にスムーズで、多くのオーナーから高い評価を得ています。

「尖った部分はないけれど、すべての項目で85点以上を取れる優等生」と評されることがあります。これは、突出したスポーツ性能や過剰な豪華さではなく、ドライバーと同乗者が安全かつ快適に移動するための「調和」を重視したボルボの哲学を的確に表していると言えるでしょう。毎日安心して、そして心地よく運転できること。それがXC60の運転のしやすさの本質です。

エアサスは必要?XC60の乗り心地

ボルボXC60は壊れやすい?イメージ

ボルボXC60の乗り心地は、基本的にしなやかで快適ですが、その評価は装着されているサスペンションの種類によって大きく変わります。XC60には、標準のコイルスプリングサスペンションと、オプション(または上位グレードに標準装備)の電子制御式エアサスペンションが用意されています。

エアサスを付けるべきか否かは、オーナーの間でも意見が分かれるポイントであり、何を重視するかによって最適な選択は異なります。

標準サスペンションの乗り心地

まず、標準のコイルスプリングサスペンションでも、乗り心地は十分に快適です。多くのレビューで「19インチとは思えないほど突き上げがマイルド」「路面の凹凸をうまくいなしてくれる」と評価されています。ドイツ車のようなどっしりとした重厚感とは少し異なり、軽快でしなやかな乗り味が特徴です。日常的な使用であれば、多くの方がこの標準サスペンションで満足できるでしょう。

注意点:ただし、スポーティなグレード「R-DESIGN(旧モデル)」や大径ホイールを装着したモデルでは、足回りが硬めにセッティングされているため、路面の状況によってはゴツゴツとした振動を感じやすい場合があります。試乗の際には、あえて荒れた路面を走行してみることをお勧めします。

エアサスペンションのメリット

一方、エアサスペンションを装着すると、乗り心地はさらに上質になります。最大のメリットは、走行状況に応じて車高とサスペンションの硬さを自動で最適化してくれる点です。

  • 卓越した快適性
    路面の細かな凹凸を吸収し、まるで絨毯の上を滑るようなフラットな乗り心地を提供します。特に長距離移動時の疲労度が大きく軽減されると好評です。
  • 走行安定性の向上
    高速走行時には車高を自動で下げ、安定性を向上させます。また、コーナリング時の車体の傾き(ロール)も効果的に抑制してくれます。
  • 乗降時・荷物積載時の利便性
    エンジン停止後に車高を数センチ下げる「乗降モード」や、ラゲッジスペースのボタン操作でリアの車高を下げられる機能があり、重い荷物の積み下ろしや、お年寄り・お子様の乗り降りをサポートしてくれます。これはボルボらしい「人への優しさ」を体現した機能と言えるでしょう。

「エアサスは壊れると修理費が高い」というデメリットを心配する声もありますが、その上質な乗り心地と利便性は、一度体験すると代えがたい魅力があります。究極の快適性を求める方や、乗降時の負担を少しでも減らしたい方には、エアサスペンションは非常に価値のあるオプションだと言えます。

結論として、標準サスペンションでも満足度は高いですが、予算に余裕があり、XC60の快適性を最大限に引き出したいのであれば、エアサスペンションの選択を検討する価値は十分にあります。

GLCやX3などライバル車との比較

ボルボXC60は壊れやすい?イメージ

ボルボXC60が属するミドルサイズプレミアムSUV市場は、強力なライバルがひしめく激戦区です。特に、ドイツのプレミアムブランドであるメルセデス・ベンツ GLCBMW X3は、常に比較対象として挙げられます。それぞれの特徴を比較し、XC60の立ち位置を明確にしてみましょう。

車種 ボルボ XC60 メルセデス・ベンツ GLC BMW X3
強み・特徴 スカンジナビアデザイン、世界最高水準の安全性能、温かみのある内装 ブランドイメージ、豪華で先進的な内装、重厚感のある乗り心地 スポーティな走行性能、「駆けぬける歓び」、優れたエンジン
デザイン クリーンで上品 エレガントで豪華 ダイナミックで力強い
インテリア シンプル&モダン、居心地の良さ 華やかで先進的 機能的でスポーティ
走行性能 快適性・安定性重視 快適性と重厚感の両立 俊敏性と運転の楽しさ重視
安全性能 業界をリードする標準装備 充実しているが一部はオプション 充実しているが一部はオプション
価格帯(ガソリン/MHEV) 約789万円~ 約820万円~ 約767万円~

ボルボ XC60の優位性

ライバルと比較した際のXC60の最大の強みは、やはり「安全思想」と「独自の世界観」です。多くの先進安全装備が、グレードに関わらず標準で備わっている点は、他社に対する大きなアドバンテージです。また、ドイツ車が持つ「威圧感」や「スポーティさ」とは一線を画す、クリーンで温かみのある内外装デザインは、XC60ならではの魅力。「オラオラ感がなくて品が良い」と評価する声も多く、華やかさよりも落ち着きや居心地の良さを求めるユーザーから強く支持されています。

メルセデス・ベンツ GLCの特徴

GLCは、メルセデス・ベンツという圧倒的なブランド力と、Sクラス譲りの先進的で豪華なインテリアが魅力です。乗り心地も重厚感があり、いかにも「高級車に乗っている」という満足感を味わいたい方に向いています。

BMW X3の特徴

X3は、BMWのブランドフィロソフィーである「駆けぬける歓び」を体現した、スポーティな走りが最大の武器です。レスポンスの良いエンジンと俊敏なハンドリングは、運転そのものを楽しみたいドライバーに最適です。

どの車が一番優れているというわけではなく、それぞれに異なる魅力と個性があります。高級感やブランドステータスを重視するならGLC、運転の楽しさを追求するならX3、そして安全で快適な移動空間と、他とは違う上質な個性を求めるならXC60が、最も満足度の高い選択肢となるでしょう。


ボルボXC60が壊れやすい懸念を払拭する選び方

ボルボXC60は壊れやすい?イメージ

ポイント

  • 後悔しないためのおすすめグレード
  • ディーゼルモデルの燃費と経済性
  • リセールも有利な人気色トップ5
  • 認定中古車の狙い目と注意点
  • ボルボXC60は壊れやすいのか最終結論

後悔しないためのおすすめグレード

ボルボXC60は壊れやすい?イメージ

ボルボXC60のグレード構成は比較的シンプルですが、それでもどのグレードを選ぶべきか悩む方は多いでしょう。後悔しないためには、ご自身のライフスタイルや車に求めるものを明確にすることが重要です。ここでは、現行モデルの主要グレードの特徴を解説し、どんな方におすすめかをご紹介します。

基本となる「Plus B5」

「Plus B5」は、マイルドハイブリッドの前輪駆動(FF)モデルで、XC60のラインナップにおけるエントリーグレードです。エントリーグレードとはいえ、ボルボが誇る世界最高水準の安全装備はすべて標準搭載されており、基本的な快適装備も充実しています。

【Plus B5がおすすめな人】

  • 雪道をほとんど走行せず、四輪駆動(AWD)の必要性を感じない方
  • ボルボの安全性とデザインは欲しいが、少しでも初期費用を抑えたい方
  • 主に街乗りや高速道路での使用がメインの方

基本的な性能や安全性は上位グレードと変わらないため、コストパフォーマンスを重視するなら非常に賢い選択と言えます。

装備充実の上級グレード「Ultra B5 AWD」

「Ultra B5 AWD」は、四輪駆動(AWD)システムを搭載し、内外装の装備をより豪華にした上級グレードです。Plus B5との価格差は約90万円ありますが、その差額以上の価値がある装備が満載です。

【Ultra B5 AWDの主な追加装備】

  • 安定した走りを提供するAWDシステム
  • より上質なナッパレザーシート
  • 夏場も快適なシートベンチレーション(前席)&リラクゼーション機能
  • 臨場感あふれるサウンドを楽しめるharman/kardon®プレミアムサウンド・オーディオシステム
  • 開放感あふれる電動パノラマ・ガラス・サンルーフ
  • より精悍な印象を与える19インチアルミホイール

【Ultra B5 AWDがおすすめな人】

  • 降雪地域にお住まいの方や、ウィンタースポーツなどで悪路を走行する機会がある方
  • 快適性を高める豪華装備(レザーシート、サンルーフなど)を重視する方
  • XC60の魅力を余すところなく堪能したい方

究極の選択「Recharge T6 AWD plug-in hybrid」

プラグインハイブリッドモデルは、パワフルな走りと環境性能を最高次元で両立したい方向けのグレードです。価格は1,000万円を超えますが、EV走行による静粛性や維持費の安さなど、このモデルでしか得られない体験があります。

個人的には、「Ultra B5 AWD」が最もバランスが取れており、多くの方に満足いただけるおすすめのグレードだと考えます。AWDによる走行安定性は、あらゆる天候で安心感をもたらしてくれますし、充実した快適装備は日々の運転をより豊かなものにしてくれるからです。ただ、ご自身の使い方と予算を照らし合わせ、最適な一台を見つけることが何よりも大切です。

ディーゼルモデルの燃費と経済性

ボルボXC60は壊れやすい?イメージ

現在、日本国内で販売されているボルボXC60の新車ラインナップに、ディーゼルエンジンの設定はありません。2020年以降、ボルボは電動化戦略を加速させており、パワートレインはマイルドハイブリッド(B5など)とプラグインハイブリッド(T6など)に集約されています。

しかし、中古車市場では、2020年以前に販売されていた「D4」というクリーンディーゼルモデルが、その優れた燃費性能と力強いトルクから今なお高い人気を誇っています。ここでは、中古で人気のディーゼルモデルと、現行のマイルドハイブリッドモデル(B5)の燃費と経済性を比較してみましょう。

燃費性能の比較

それぞれのモデルの燃費性能には、以下のような特徴があります。

モデル D4 AWD(ディーゼル) B5 AWD(マイルドハイブリッド)
燃料 軽油 ハイオクガソリン
カタログ燃費(JC08/WLTC) 18.6 km/L (JC08モード) 11.5 km/L (WLTCモード)
実燃費(目安) 12~15 km/L 9~12 km/L

補足:燃費の測定モードが異なるため単純比較はできませんが、実燃費ベースで見ると、やはりディーゼルモデルの方が燃費が良い傾向にあります。特に高速道路での巡航では、ディーゼルエンジンはその効率の良さを発揮し、リッター15kmを超えることも珍しくありません。

経済性の比較

燃費だけでなく、燃料代も含めた経済性を考えてみましょう。軽油はハイオクガソリンに比べて、リッターあたり20円~30円程度安いのが一般的です。この燃料単価の差は、走行距離が長くなるほど大きなメリットとなります。

例えば、年間10,000km走行する場合の燃料代をシミュレーションしてみます。(実燃費:D4=13km/L, B5=10km/L、燃料価格:軽油150円, ハイオク180円と仮定)

  • D4(ディーゼル)の年間燃料代:
    (10,000km ÷ 13km/L) × 150円/L ≒ 約115,385円
  • B5(マイルドハイブリッド)の年間燃料代:
    (10,000km ÷ 10km/L) × 180円/L = 180,000円

このように、年間で6万円以上の差が生まれる計算になります。長距離運転が多い方や、年間の走行距離が長い方にとっては、中古のディーゼルモデルは経済的な魅力が非常に大きい選択肢と言えるでしょう。

ただし、ディーゼルエンジンは定期的なアドブルー(尿素水)の補充が必要であったり、エンジン音がガソリン車に比べて大きいといった側面もあります。静粛性や最新の装備を重視するなら現行のマイルドハイブリッド、経済性とトルクフルな走りを重視するなら中古のディーゼルと、ご自身の優先順位に合わせて選ぶことが重要です。

リセールも有利な人気色トップ5

ボルボXC60は壊れやすい?イメージ

車のボディカラーは、単なる見た目の好みだけでなく、将来車を売却する際のリセールバリュー(再販価値)にも大きく影響する重要な要素です。ボルボXC60には、北欧ブランドらしい洗練されたカラーが揃っていますが、その中でも特に人気が高く、リセールにも有利なカラーをランキング形式でご紹介します。

人気色ランキング

  1. クリスタルホワイトパール
  2. オニキスブラックメタリック
  3. パイングレーメタリック
  4. デニムブルーメタリック
  5. フュージョンレッドメタリック

1位:クリスタルホワイトパール
最も人気が高く、リセールバリューも安定しているのが王道のホワイト系です。清潔感と高級感を両立し、老若男女を問わず幅広い層から支持されます。傷や汚れが比較的目立ちにくいという実用的なメリットもあります。

2位:オニキスブラックメタリック
ホワイトと並んで定番の人気を誇るのがブラックです。XC60の重厚感とスタイリッシュなデザインを引き締め、高級感を一層際立たせます。フォーマルな場面にもマッチし、リセール市場でも常に高い需要があります。ただし、洗車キズや汚れが目立ちやすいため、こまめな手入れが必要になる点は注意が必要です。

3位:パイングレーメタリック
XC60を象徴するカラーの一つで、グレーとグリーンが混ざったような深みのある独特の色合いが特徴です。光の当たり方によって表情が変わり、ボルボならではの個性を演出しながらも、奇抜すぎない絶妙な色味で人気を集めています。リセールも比較的安定しているカラーです。

4. デニムブルーメタリック
ボルボの伝統的なイメージカラーでもある、爽やかで上品なブルーです。ドイツ車にはない独特の雰囲気があり、「ボルボらしさ」を重視するファンから根強い人気があります。定番色ほどの高いリセールは期待できないかもしれませんが、コアなファンからの需要が見込めます。

リセールバリューを最優先するなら
将来的な売却価格を少しでも高く保ちたいのであれば、クリスタルホワイトパールオニキスブラックメタリックのどちらかを選んでおくのが最も堅実な選択です。この2色は中古車市場で最も需要が高く、他の色に比べて数万円から十数万円高く査定される傾向にあります。

もちろん、最も大切なのはご自身が気に入った色に乗ることです。毎日目にする愛車のカラーは、カーライフの満足度を大きく左右します。リセールバリューも参考にしつつ、ぜひお気に入りの一台を見つけてください。

認定中古車の狙い目と注意点

「新車は価格的に少し手が出しづらいけれど、品質の低い中古車は不安…」そうお考えの方にとって、ボルボの認定中古車「VOLVO SELEKTは非常に賢い選択肢となります。厳格な基準をクリアした高品質な車両を、新車よりもリーズナブルな価格で手に入れることができます。

VOLVO SELEKTとは?

VOLVO SELEKTは、以下の条件を満たした車両だけが認定される、ボルボ独自のプログラムです。

  • 新車登録から6年未満、走行距離60,000km以内
  • 専門の技術者による100項目以上の厳密な点検・整備
  • 交換部品はすべてボルボの純正部品を使用
  • 車両のソフトウェアを最新の状態にアップデート

最大のメリットは、購入後に1年間(有償で最大2年まで延長可)の走行距離無制限保証が付帯することです。万が一の故障時にも新車同様の保証が受けられるため、中古車にありがちな「購入後のトラブル」への不安が大幅に軽減されます。

認定中古車の狙い目モデル

価格と品質のバランスを考えると、以下のモデルが特に狙い目と言えるでしょう。

【おすすめの狙い目】2~3年落ちの「B5 AWD」モデル

2020年以降に導入された48Vマイルドハイブリッド搭載の「B5」モデルは、燃費性能と静粛性が向上しており、満足度の高い選択です。2~3年落ちであれば、走行距離も2万~4万km程度の車両が多く、新車価格から200万円~300万円ほど安く購入できる可能性があります。装備が充実した「Inscription」や「Ultimate」グレードが、新車では手が出なかった価格帯で見つかるかもしれません。

年式 走行距離目安 中古車価格帯 新車価格との差額(目安)
2~3年落ち 2~4万km 500~650万円 約200~300万円安
4~5年落ち 4~6万km 400~550万円 約300~400万円安

購入時の注意点

認定中古車といえども、購入前には必ずご自身の目で車両状態を確認することが大切です。

  • 内外装の状態: シートのへたりやスレ、内装パネルの傷、ボディの小傷などをチェックしましょう。
  • タイヤの摩耗状況: タイヤは高価な消耗品です。残りの溝が少ない場合は、購入後すぐに交換が必要になるため、その費用も考慮に入れておく必要があります。
  • メンテナンス履歴の確認: 定期点検やオイル交換が指定通りに行われていたか、記録簿で確認させてもらいましょう。
  • 試乗: 必ず試乗を行い、エンジンやトランスミッションの動作、乗り心地、異音の有無などを確認してください。

認定中古車を賢く選べば、初期費用を大幅に抑えながら、安心してボルボライフをスタートできます。特に、初めて輸入車を購入する方には、保証が手厚い認定中古車は非常におすすめです。

ボルボXC60は壊れやすいのか最終結論

この記事では、「ボルボXC60は壊れやすい」という噂の真相から、欠点、賢い選び方まで、多角的に解説してきました。最後に、本記事の要点をまとめます。

  • XC60の故障率は同クラス輸入車では低水準
  • ただしエアコンや電子系統の不具合報告は存在する
  • 修理費用は国産車より高額になる傾向がある
  • 購入前に知るべき欠点は価格、車体サイズ、操作性
  • 維持費を最優先する人や故障を一切許容できない人には不向き
  • 大きな車体だが視界が良く運転はしやすいと高評価
  • 乗り心地はしなやかで快適性が高い
  • 究極の快適性を求めるならエアサスも選択肢
  • ライバルはGLCやX3で、XC60は安全性と独自の世界観が強み
  • おすすめグレードは装備と価格のバランスが良い「Ultra B5 AWD」
  • 長距離派には経済性に優れる中古ディーゼルも魅力的
  • リセールを考えるなら人気色は白か黒が堅実
  • 初期費用を抑えたいなら保証が手厚い認定中古車が狙い目
  • 認定中古車なら2〜3年落ちのB5モデルが特におすすめ
  • 「壊れやすい」は誤解だが、日本車と同じ感覚での維持は難しい
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toshi's-roomのtoshiです。カタログやスペックだけでは分からない車の「乗り心地」や「使い勝手」。このブログでは、私が実際に運転等をして、五感で感じたリアルな情報をお届けします。また、現役オーナーさんの本音も交え、メリット・デメリットを正直にご紹介。「初めての車選び」「乗り換え」で迷っている方の疑問に寄り添い、「読んでよかった」と思える情報発信を心がけています。

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